「遊びのプログラム等に関する専門委員会」について(情報提供・お願い)
関係各位
去る6月5日、厚生労働省において、「遊びのプログラム等に関する専門委員会」が開催されました。
国立児童館の閉館を受け、蓄積された遊びのプログラムの普及啓発や新たなプログラムの開発、今後の地域の児童館等のあり方などを検討するため、本年度より社会保障審議会児童部会の下に設置されました。
遊びのプログラムの分析・評価から議論は始まり、モデル児童館の指定などにも言及されます。
そしてゴールは、地域の児童館が果たすべき機能及び役割の検討です。
第1回委員会は、安藤雇用均等・児童家庭局長、木下大臣官房審議官、古川育成環境課長が出席されました。
開会冒頭、安藤局長より「遊びのプログラム実践の好事例の全国的な普及啓発を図るとともに、障害児や配慮を必要とする子どもを含めた新たなプログラムの開発、これからの地域の児童館等の果たすべき機能や役割などについてもご検討いただきたい」と挨拶がありました。
厚生労働省の官僚・幹部の方が、遊びによる健全育成の意義や児童館の事例等について、2時間じっくり議論を聞かれる機会はかつてなかったと思います。
委員長には当財団の鈴木理事長が選出されました。
就任に当たり「児童館の課題整理、プログラムの開発、児童館と児童厚生員のあり方、ガイドラインの見直しも視座に入れて進めていきたい」と挨拶しました。
こどもの城の閉館の引き換えともいえるこの専門委員会が児童館活性化のエポックメーキングとして、次の制度改正につながるような大きな議論に育てていきたいと思います。
特に児童館関係者におかれましては、強い関心をもって見守ってくださいますようお願い申し上げます。
150605第1回専門委員会配付資料(抜粋)
そこで、具体的な2つのお願いです。
①第2回以降の委員会を傍聴してください。
添付資料の通り全5回予定されています。
傍聴はレベルの高い研修機会にもなります。
また傍聴者の数は社会的関心度となりますので動員にご協力をお願いします。
②専門委員会の児童館調査にご協力ください。
この専門委員会から児童館に向けて、近々悉皆調査がなされる予定です。
ご多忙の現場に結構なボリュームの調査項目となりますが、児童館を伸ばすためと思ってその回収にご協力をお願いします。
一般財団法人児童健全育成推進財団
事務局長