子ども映画祭

児童期は感受性を豊かに育む重要な時期です。こども映画祭は子どもたちが優良な映画に触れる機会を提供し、心の成長を促すことを目的として、昭和62年より厚生省(現厚生労働省)からの委託事業として始まりました。本事業は、普段子どもたちが元気に遊んでいる児童館のプレイルームを一日だけ映画館に変身させるのです。本格的なフィルムで観る映画はビデオで観るより、映像も音響もずっと鮮明で、迫力のあるものです。子ども実行委員会を設けるなど、子どもたちに積極的にPR活動や準備に参加してもらうことで、児童館活動を盛り上げていくことも可能です。みなさんの児童館でも上手に活用して、楽しくて意義深い事業になることを願っています。

(平成24年度で終了)

平成22年度 実績

こども映画祭での子ども達の取り組み

こども映画祭では、単に児童館・児童クラブが映画の鑑賞会をするというだけでなく、上映に至るまでの準備活動や当日の運営も「遊び」として子ども達が取り組むことをお奨めしています。子ども達自身が準備活動や当日の運営に関わって、映画の上映を実現するという体験は、「友だちと協力して成し遂げること」「成功させることの難しさ」といった、単に上映するたけでは得ることができない何かを子どもたちの中に残すことでしょう。

実行委員会大活躍 実行委員会編

映画の上映が決定したことをきっかけに「子ども実行委員会」が結成され、その活動により、上映会があったかい雰囲気の児童館・児童クラブならではの事業になった成功事例がたくさんあります。

映画をきっかけにこんなことも調べてみたよ

映画「グース」の上映が決定し、子どもによる実行委員会を発足しました。「グース」のテーマである渡り鳥について調べることになり、子どもたちがインターネットや地元の図書館を利用して調べました。そして、子どもたちの発案により、その成果を上映当日に発表することにしました。模造紙に研究成果をまとめたり、実物大の鳥の模型を製作して会場を飾ることになりました。また、パソコンを駆使して、子どもたちがポスターづくりにも取り組みました。当日の上映ではフィルム交換の合間に「渡り鳥の報告とその環境について」子どもたちが発表し、たくさんの温かい拍手をもらいました。

映画って本当にいいものですね~。(映画パーソナリティー 春原栄里子)

幼い頃から7歳違いの兄に連れられてよく映画館へ足を運び映画に親しんではいましたが、幼少期に最も印象に残っている作品といえば、何といっても『アラビアのロレンス』。小学校の名画鑑賞会として山形の県民会館で観たのものでした。大きなスクリーンに映し出される砂漠の大地、壮大なスケールの人間ドラマ、何時までも耳に残るテーマ音楽…。内容をどれだけ深く理解できたかは別にして、「映画ってすごい!」と強い衝撃を受け、帰り道、同級生達と興奮気味に話し合ったことを覚えています。見たことも聞いたこともない世界へ誘い、ワクワク、ドキドキさせてくれる映画。心を揺さぶる深い感動を与えてくれる映画。時には観る人の人生にまで影響を与える映画。映画の魅力はいろいろです。ビデオやDVDで手軽に映画を観ることが出来るようになった現代ですが、子ども達には、友達や家族、大勢の人たちと一緒に、本物のスクリーンで迫力のある映像と大音量で映画に触れて欲しいと思います。そして、感動を皆と分かち合って欲しいと願っています。それこそが映画の醍醐味なのですから。